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ポケモンGOの前身となったスマートフォン向けゲーム「INGRESS」とは

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ポケモンGOの前身となったスマートフォン向けゲーム「INGRESS」とは

皆さん、ポケモンGOやってますか?

 

昨年爆発的なブームとなり、老若男女問わず人気となった一方で、歩きスマホや運転中のスマホ操作など社会問題にもなり、ゲームをスマートフォンにインストールしていない人でもその話題は目にしたことと思います。話題になったその時はインストールしてプレイしたけど、最近はあんまり…という方もいらっしゃるかと思いますが、現在もバージョンアップは続いていて、最近はフレンド機能が追加されましたね。

 

このブログでも以前、ポケモンGOについて取り上げました。(爆発的な人気!スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」日本の配信予定は?)

 

ポケモンGOをプレイしていた方ならわかると思いますが、アプリを立ち上げてみるとリアルな位置情報を利用したゲームフィールドの中にポケストップやジムがあり、その場所の写真や説明が記載されています。あれ、疑問に思いませんでしたか?一体どういう基準でポケストップやジムが決められているのか。あの写真や説明は誰が書いたものなのか。

 

実は、ポケモンGOを制作した会社 Niantic, Inc.は、それよりも前に作ったスマートフォン向けゲームアプリ「INGRESS」の情報を使っているのです。

 

今回は、そのポケモンGOの前身となったゲームアプリ「INGRESS」を紹介したいと思います。

 

 

 

リアルな位置情報を利用し、ふたつの陣営に分かれての陣取り合戦

INGRESSのゲームの世界では、「XM」という未知のエネルギー物質があります。

 

アプリをインストールしてゲームを始めると、まずユーザーはふたつのうちのどちらかの陣営に入ることになります。
ひとつは「エンライテンド(Enlightened)」。覚醒派閥と訳されていて、XMという未知のエネルギーを積極的に活用しようという派閥で、イメージカラーは緑です。
もうひとつは「レジスタンス(Resistance)」。抵抗派閥と訳され、XMを正しく制御していくべきだとする派閥で、イメージカラーは青です。どちらかを選ぶと、ユーザーはその世界の中の「エージェント」となります。
ちなみに、この記事を書いている自分はレジスタンスです。

 

このゲームはざっくりというと、レジスタンスとエンライテンドによる陣取り合戦です。

 

ポケモンGOと同じようにリアルな位置情報を利用したゲームフィールドで、各地に点在する「ポータル」を奪い合い、自陣営色に塗り替えたポータルとポータルを繋げてフィールドを作り競い合います。
年に4回程度、世界各地で大規模なイベント「アノマリー」が開催され、沢山のエージェントが一堂に会して戦います。
2016年には、ここ仙台でも「ペルセポリス」というアノマリーが開催されていますので、もしかすると聞いたことがある方もいるかもしれませんね。

 

 

 

INGRESSの「ポータル」がポケモンGOの「ポケストップ」に?

なんとなく気付かれた方もいるかもしれませんが、このゲームの「ポータル」の情報がポケモンGOの「ポケストップ」や「ジム」に流用されています。

 

INGRESSではエージェントがポータルの候補となる位置情報を送信して、それを他のエージェントがポータルに相応しいかどうかをチェックし、最終的には Niantic, Inc. がポータルにするかどうか判断してゲームに反映させます。

 

ポータルとなるのは公園やオブジェなどの決まりがあるのですが、ローソンやソフトバンク、伊藤園の災害用自販機など提携企業の店舗などもポータルになっています。
ポケモンGOでは更にこの情報を精製しているようで、例えば重複しているポータルはどちらかひとつだけがポケストップになっていたりします。

 

また、ポケモンGOはポケモンGOで独自の提携先や関連施設がありますから、例えばマクドナルドやポケモンセンターなどがポケストップやジムになっています。
なので、INGRESSとポケモンGOを両方プレイしている人の中には「このポケストップは自分が申請したものだ!」っていう方も多くいると思います。かくいう自分もあります。

 

 

 

ポケモンGOには見られない、ユーザー間の独自コミュニティ

INGRESSはユーザー間の繋がりが生まれやすい気がします。まずゲームの特性として、外に出て活動していると他のエージェントからもその様子が大体わかります。
そうすると、実際にその場所に赴いて挨拶したりします。顔見知りの時もあるし、全く知らない人でも同じゲームをしているという連帯感があるので声をかけやすいというのがあります。

 

そして、ゲームとGoogle+というSNSが連携しています。そのせいか、自然発生的に同じ地域のそれぞれの陣営でチームが構成されていきます。
そうやって横のつながりが生まれてくると協力してのプレイができるようになるので、作戦行動やレベルアップがしやすくなります。

 

中には、今はもうゲームを立ち上げていないけど、そうやって知り合った人たちと交流するのが楽しいという人もいますし、そうやって知り合って結婚したご夫婦の話もよく聞きます。
ゲームの中だけの関係ではなく、実際に他のユーザーと会うことが多いので、そういうコミュニティが生まれやすいのでしょう。

 

もちろん、それはそれで問題が無いわけではありません。位置情報を利用していて、他のユーザーの活動を把握しやすいということは、行動パターンから相手の住んでいる場所や職場が特定されやすいという問題があります。女性のプレイヤーは注意が必要です。

 

しかし、このゲームは比較的プレイしている年齢層が高い傾向があるのですが、30代や40代になって共通の趣味がある友達を作れるというのは、非常に珍しい事だと思います。

 

 

 

INGRESSの今後の展開

2012年にベータ版が公開されてから、2013年に正式運用、さらに2014年にiOSにも対応し、今も静かに広がりを続けているINGRESS。

 

今年はUIが大幅に変わったINGRESS PRIMEが公開される予定ですし、10月にはフジテレビ系列でアニメが放送されます。
7月28日には札幌で「Cassandra Prime」というアノマリーが、近くでは9月16日に福島県郡山市で街歩きを中心とした公式イベント「MissionDay郡山」が開催されます。
興味を持ちましたら是非INGRESSをインストールして、外へ出てみて下さい。いつもの街並みが少し違ったものに見えてくるかもしれません。

 

The world around you is not what it seems.
(あなたの周りの世界は、見たままのものとは限らない)

 

ブログ作成者9
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